いつ頃なのかは定かではないですが、気が付いたら、うちのムーヴキャンバスのリアスライドドアから、段差を超えたときや、交差点を曲がったときなんかに、「コト」とか「コン」とかって感じで異音が、助手席側のシートベルトが装着されているBピラーの中?から聞こえるようになってました。新車の時は出ていなかったので、使っているうちに何かが変わったようです。
この異音ですが、運転席側のスライドドアでは発生していなかったので、左右での違いを探してみました。 時間をかけてイロイロと調べてみた結果、わかったのが異音が出てるスライドドアは、キッチリと閉じていない!ということです。
どういうことなのか、と言いますと、右の写真のように、スライドドアの窓の上を押してやると、コトコトと音がして、スライドドア上部が、キッチリと閉まっておらず、遊びがあって動く状態になっていることが確認できました。音の出ていない側のスライドドアには遊びがなく、ドアは動きません。
では、 スライドドアはどのようにして「しっかりと閉じる」のでしょうか?もちろん、ドア位置の調整による位置決めは当然なのですが、この「ドア位置」は新車の時から変更されていないので、それ以外の部分が原因でしょう。
答えは「ガイドレールとドアについてるガイドアーム」なんです。スライドドアについてるガイドアーム(面倒なので「ドアアーム」って書きますね)の先端にガイドローラがあって、ガイドローラーがガイドレールに沿って移動するわけですが、スライドドアが閉じた位置に移動したとき、ドアの遊びをなくすような位置にドアアームに仕組まれたバネの力でガイドローラーが移動するのです。つまり、スライドドアを密着させる位置にガイドローラーが移動するのですが、ドアアームのヒンジの上下の動きが渋くて、本来の位置に移動できなくて、ドアが「浮いた」状態になって「コトコト」と接触音、つまり異音が発生していたのでした。
確認したところ、ドアアームのヒンジの動きは非常に渋く固くなっていて、バネの力だけではうまく、と言うか「ほぼ」動かないような状態でした。ので、このドアアームのヒンジの部分(上の写真の矢印の2ヶ所)に潤滑油を注油してやって渋さを解消してやりました。
ガイドローラーへのグリース塗布は、スライドドアを開けて、右の写真のような感じです。結構たっぷり目にシリコングリースを指先に取って、塗り込む感じで塗布しています。
同じように、シリコングリースを、ガイドレールの内側にも塗布しました。もちろん、指で(笑)
スライドドアが閉じた位置で、ドアアームのバネの力でガイドローラーが移動できていないといけないのですしね。
こうやって、グリスアップが終わったら、スライドドアを何回か開けて~閉じてを繰り返して、最後に閉じたときにスライドドアの窓ガラス上部を押してみて、遊びがなくなっていて、コトコト音がしなくなっていれば異音は解消されていると思います。
実際、テスト走行したら、異音はなくなっていて、ドアがしっかりと閉じてるようになったことで、走行音が静かになりました(新車の状態に戻っただけのはなしなのですけど・・・) (^^♪
もし、キャンバス乗っていて、スライドドア辺りでコトコトと異音が出ているようでしたら、スライドドアが閉じた状態でドアの上部を押してみて、遊びがあって音がでるようでしたら、ここで紹介した方法で異音が消えるかもしれません。
洗車や雨なんかで、ドア周りの可動部分のグリースは失われてゆくので、半年から1年に一度くらいでグリースアップしてやるのがいいようですね。
でわ~
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