Finance Independent, Retire Around Sixty - 早期退職(予定)おじさんの投資戦略

こんにちわ!

私はもうすぐ59歳、60歳の定年のちょっと前に会社を辞めようかと思っているオッサンでございます。1つの会社社畜一筋で・・・ってわけではなくて、いわゆる「ジョブホッパー」でして、20歳代では転職上等で過ごしてきて、30歳直前で転職した今の会社で今まで勤めてきました。

こんな私が、60歳直前でなんで会社を辞めるのか?と言いますと、会社の大きな構造改革で、退職割増なんちゃらが結構いい条件だったので手を挙げたというところです。ファイヤーするのか、ファイヤーされるのかは微妙なところですけどね。

さて、まぁ、そんなストーリーは関係なく、50歳代になってからちまちまと定年を意識して、定年後の生活のために投資をしていました。投資歴は15年くらい。本腰入れ始めたのは2020年からなので、ある意味、コロナショックの下落相場からのスタートですから、とても良い状況型のスタートでした。これは、その時の運の要素が強いので個人の努力でどうにかなる問題でもありませんから、運が良かったと素直に感謝しています。

ではそんな私が、私の老後戦略を勝手に語ってゆきたと思います(笑)

まず、タイトルにある FIRAS ですが、これは FIRE をもじったもので、Financial Independent, Retire Around Sixty の頭文字を取ったものです。私が勝手にこう呼んでいます。FIRE がバズワードのようにもてはやされてきましたが(今もそうかもしれないですけど)、FIRAS の私の定義としては、会社勤めしつつ会社勤めの利点を享受させてもらいながら、年金も当てにしていかに60歳くらいで自由に余生を過ごす生活に移行するか、というものです。

「年金なんか あてにならない!」とか、「年金なんか破綻する!」とかってあおってる人はいますが、その論点のコアは「年金だけで生活できない」ってとこじゃないかと思うんです。そうだとすれば、それは「その通り」でして、年金だけで生活を維持するのはかなり苦しいですね。ほとんどの人は「無理」と言う2文字が頭をよぎると思います。

私は、年金はあくまでも生活のための1つの収入源としかとらえてなくて、それだけで生活できるなんて水素原子の大きさくらいも思っていません。自分以外の方々がどう考えているのかはわからないですが、自分としては、「年金」は老後の1つの収入源としては「非常に優秀な投資先」と見ています。それはなぜか? もちろん収めた額にもよりますが、「収めた額による定額を死ぬまで支給してくれる」からです。支給してくれる額の大小はあるにしろ、死ぬまでほぼ一定額が支給され続けるのです。投資家としての視点から言わせてもらえば、これを「素晴らしい投資先」と捉えない理由はありません。

さてさて、このFIRASにあたって、考慮しないといけないのは次の点がですね。まぁ、このあたりも人次第なんでしょうけどね。

・会社勤めを辞めてから、実際に年金を受給するまでのつなぎに必要なお金
・年金受給を始めてから不足分を補うためのお金
・寿命

まずは最後の「寿命」です。これは「神のみぞ知る」という言葉が最もふさわしい「パラメーター」なのは皆さんも同意するところでしょう。明日のことなんて知りようはないですからね。でも、シミュレーションするには必要な値でして、ここは「100歳」くらいで考えています。実際は「80数歳」まで生きれればいいかなーなんて思っていますけどね。そして、この「寿命」というパラメーターが大事なのは、「長生きは経済上のリスクである」ということばからもわかりますが、長生きが老後の貧困につながる可能性があるというポイントです。「不定&不明」なパラメーターだけにちょっと厄介ではありますね。

次はFIRASしてから実際に年金を受給するまでのつなぎのお金です。 当たり前ですが、これはあらかじめ準備しておかないといけません。自分自身の生活で1ヶ月にいくらかかるのか?は、人それぞれですから、他人が具体的にいくら用意しないといけないかなんて私はわかりません。自分自身について言えば、ある程度、かなりの精度で計算できています。別に難しい計算は必要なくて、家計簿付けてればわかる数字です。家計簿なんてつけてないよ!って人は、家計簿をつけろとは言いませんが、過去数年、なければ数か月でもいいので月の支出と収入のデータを分析しましょう。

私の場合、このつなぎのお金は「確定拠出年金(DC)」と、頑張って投資している「インカムゲイン」でしのぐ予定です。予定って言っちゃってるのは、まだその生活には入ってないからです(笑) まぁ、何はともあれ、これで退職金にはほぼ手を付けないで済むだろうって思っています。

できるなら年金は1年だけ「繰り下げ 」るつもりです。これで +8% の増額になります。かなりなリターンが得られます。このあたりは自分の健康状態と相談になるでしょうから、「繰り上げ」するかもしれません。これも「寿命」と同じで「神のみぞ知る」な部分ですね。なので、「つなぎ」のお金は6年分を想定しています。

で、年金受給を始めてからの不足分については、これもやっぱり頑張って投資してきている「投資信託」を切り崩しつつ、「インカムゲイン」で補ってゆく予定です。

つまり、まとめるとこんな感じの戦略で行ってみようと思っています。

  • 年金は老後資金を調達する1つの投資先であり、1年だけ繰り下げる
  • 年金で足りない分は、投資でまかなう
  • 投資先は、投資信託、個別株、ETF、REITを使って、アセットを適度に分散。
  • コアは、投資信託と高配当ETF
  • ETFは、キャピタルゲインをある程度捨ててインカムを取る戦略
  • 個別株は、いわゆる大企業の「鉄板の安定企業の高配当銘柄」だけに投資
  • 投資信託は、低手数料のインデックスファンドを選択
  • NISAの活用
     

 と、まぁ、書いてみるとよく言われているポイントを押さえたものになってますね。実際に会社を辞めてからのお金のシミュレーションは、かなり渋い条件で行っていて、今のところ贅沢しなければ問題なさそうだ、ということはわかっています。でも、経済情勢や社会情勢は変わるものなので、都度修正を加えながらシミュレーションは続けてゆくつもりです。そうしないと、絶対破綻しそうなので(笑)

 って、ことで今日はここまで。

 

 

 

 


コメント